日本の山々では森に手が入らず、山の本来の力が失われつつあります。ここ白樺の林も、そのままでは同じようになってしまいます。
私たちは、白樺林の下草刈りや枝打ち、伐採による白樺林の保全と管理、各集落の白樺林の群落を自らの手で手入れすることで、美しい白樺の里を末永く守る活動に取り組んでいます。
平庭高原をはじめ山形町内の各集落には多くの白樺が自生しています。
生まれ育った時からの当たり前の見慣れた景色。 毎日の生活の中に溶け込んでいるその景色は「美的景観」、 「地域資源」としての景観として感じられていませんでした。
平庭高原や山形町を訪れた多くの人たちは、北海道や長野県、国内の白樺林とくらべ、その美しさに感動し、わたしたちが当たり前の景観としか思っていたものを、「ここだけの美しい景観」だということを気づかせてくれました。
そういったことをきっかけに、地域の住民が集まり 「平庭高原『森の恵み・白樺の一滴』活用推進協議会」 が設立され、白樺の森、白樺そのもの、樹液あらゆる恵み、 地域資源の魅力を高め、都市との共生・交流活動を推進に取り組まれています。
この活動が、賑わいや、地域の「なりわい」が再生され、全国的に加速している過疎化、若者流出に歯止めをかける大きな役割になると考えています。
事務局
岩手県久慈市山形町来内20-13-1
平庭観光開発株式会社
代表 下舘 満吉
運営責任者 谷地 彰
tel 0194-72-2111(内線130)